瑞急ファルコンズは、現実世界における阪急ブレーブスが前身となった、架空のプロ野球チーム。1989年よりチームを瑞急が保有しており、一貫して大阪・兵庫の各地域を拠点としている。2005年の球界再編に伴って近鉄が楽天に代わってから以降は、チーム名に「大阪」を冠していたが、2022年の本拠地移転に伴い、同年からは「瑞急ファルコンズ」に名称を戻す。阪急から球団を引き継いだこともあり、阪急と瑞急は神戸エリアでは路線が競合しつつも、比較的結びつきが強かった。一方で、2006年に阪急は阪神との経営統合を行なったため、現在では阪神側との連携が主である。
1989年以降では、リーグ優勝は3連覇と直近の2連覇(2021~継続中)を含む計11回を獲得し、日本一には計4回輝いている。直近では2021年に念願のリーグ制覇を果たし、日本シリーズに進出した。さらに、尼崎移転後の2022年には最終戦まで接戦を繰り広げた結果、大逆転でリーグ2連覇を達成。前年と同じ顔合わせとなった日本シリーズでは、見事にリベンジを果たして日本一に輝いた。
パリーグのチーム変遷(1985年以降、瑞急が存在する世界)
【1軍本拠地】
1989年~2021年 鶴見平成ドーム(阪奈電鉄鶴見球場前駅付近)
→「花博」開催に伴う周辺開発と同時に開業。1989年が平成元年であったため、名称に「平成」が含められた。最大35000人収容。
2022年~現在 瑞急尼崎スタジアム(瑞急金楽寺駅付近)
→本拠地を自社沿線に置きたい瑞急側の強い打診により、球場を尼崎市内に移転。前本拠地と同様、ドーム球場として建設された。新球場1年目にリーグ2連覇、日本一を成し遂げたため、幸先の良い新球場スタートに。最大43000人収容。
【2軍・3軍本拠地】
1989年~現在 名谷スタジアム(瑞急名谷球場前駅付近)
→現実世界に実際に存在する球場を活用している。現実と同様、他球団がオープン戦や公式戦を同球場で主催することもある。最大35000人収容。
2022年以降、瑞急ファルコンズの1軍本拠地球場は、瑞急金楽寺駅付近にある「瑞急尼崎スタジアム」である。しかし、普段の運行ダイヤでは「普通」のみが停車する程度で、優等列車は基本的に通過する。それでは、臨時便はどのように運行されるのであろうか。
平日ダイヤ(日中)
野球開催時、瑞急は以下のような増便を行うことが多い。
①急行・準急の臨時停車
→地下鉄線に直通しない急行・準急のみ、余裕時分が設定されている。
②昆陽池・尼崎市~梅田の普通を増便
→金楽寺駅から最も近い車庫がある昆陽池駅からの入出庫系統としての便や、平日夕ラッシュ時に本数の多い瑞急本線の増便がこれ以上できない場合に運行される。金楽寺~梅田間では、通常運行の普通と併せて約5分間隔となるが、金楽寺駅には数分ほど停車する。
以上の2パターンが、臨時運行の主なパターンとなる。実際には、これら複数のパターンを複雑に組み合わせた運行となり、試合開始時刻・終了時刻・対戦相手ごとに隠しスジが敷かれている。