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#002 【設定】社名の由来と本社所在地

 

 実質的には、第2回更新となります。

 

 架空鉄道「瑞原急行鉄道」は、ホームページをご覧になった方はお分かりいただけると思いますが、大阪府・兵庫県・奈良県が営業エリアとなっています。しかし、社名の「瑞原」とはいったい何処だろうか、と思われる方も多いでしょう。

 

 まず、瑞急の歴史を振り返ってみましょう。

 1928(S3)11月に、「瑞原急行鉄道」が運行を開始します。

 この開業当時の営業区間は、現・瑞急本線の北新地(現大阪梅田)~庄下川(現尼崎市)と、現・昆陽池線の庄下川~中山寺、そして尼崎港支線の立花~尼崎でした。尼崎港支線は2020年7月に完全廃止される予定ですが、他の各線は現在も主力路線として健在となっています。また、尼崎工場(2020年7月廃止予定、新たに新設される三碓工場へ移転予定)と、昆陽池車庫が建設されました。

 

 開業して数年経った頃に運行が開始した「急行」の途中停車駅は、金楽寺・立花・武庫之荘・昆陽池で、立花で尼崎港支線の列車と接続していました。現在では本線と昆陽池線の分岐駅となっている「尼崎市駅」は、この頃は庄下川駅の名称で、急行は通過していました。後に、急行は昆陽池線内の駅に全て停車する「準急(金楽寺は通過)」となり、現在の運行形態となっています。

 

 社名の「瑞原」は、昆陽池線沿線の実在する地名からとりました。具体的には、大阪府伊丹市の瑞原地域で、瑞急では昆陽池線昆陽池駅が最寄駅となります。(現実ではJR宝塚線北伊丹駅のやや西側)

 

 当時は、この瑞原に本社があったことから、「瑞原」地域と尼崎・大阪を結ぶ路線の意味合いで、「瑞原急行鉄道」と名付けられました。

 

 なお、1997(H9)年にJRの片町線(現・学研都市線)片町駅が廃止された際に、瑞急の本社は駅跡地に移転された設定です。したがって、現在の瑞急本社は本線・奈良線の京橋駅が最寄駅となります。