こんにちは、晴凪です。
もう10回目のブログなんですか、それはすごいです(何が)
時々マイペース更新の形をとっていますが、また暇を繕って更新していければと思います。
今回は、企画誌「架空鉄道の歩き方」「#架空鉄道で旅行しよう」についての話題を話したいと思います。
まずは、企画が出来るまでの経緯を簡単に書いておきます。
Twitter上で東京関東鉄道さんが呟いていた、ダイヤ系の妄想鉄である奥武鉄道さんのダイヤを題材とした行程表を閲覧して、私自身が感銘を受けていました。
以前に架空鉄道関連のデザインポータルサイトであるKATEMATOさんの「#高輪ゲートウェイまわし」を見て、デザイン系架空鉄道のサインシステムに触れることができました。
そういった経緯もあり、いわゆるダイヤ鉄や路線鉄が輝くことができる「旅行記」集を書いてみてはどうか、といったことをTwitterで提案させていただきました。
運が良いのか悪いのか、自由な旅行がしづらい時世ですので。
参加募集期間が短いものではありましたが、結果的には25社の方に参加表明をいただき、〆切を決めて執筆を開始していきました。
この中で実際に原稿を提出されたのは23社と、やはり多いものでしたので、「架空鉄道の歩き方」「#架空鉄道で旅行しよう」の2冊に分冊しています。
紙面構成における要素等、様々なバランスを考慮し、冊子分けや掲載順を決定していきました。
どちらかといえば、「架空鉄道の歩き方」が西日本に拠点を置く会社が、「#架空鉄道で旅行しよう」は東日本に拠点を置く会社が多くなっています。
また、双方の冊子にも架空土地を拠点とする架空鉄道さんを入れています。
タイトルに関しては、「架空鉄道の歩き方」が城東高速鉄道さん、「#架空鉄道で旅行しよう」がNK電鉄さんによる案です。
どちらのタイトルも参加者の方々から選ばれた素晴らしい案で、なんとグループ内の投票では同率1位を獲得していました。
「架空鉄道の歩き方」表紙
「#架空鉄道で旅行しよう」表紙
ここからは、編集裏話のような内容になります。
表紙
2誌の統一感を出すため、共通テーマとして、旅の「切符」「行程表」「付箋」「駅名標」を模した、多くの四角形を組み合わせた簡素なデザインにしました。
特集に書かれている黄色いアレは、もちろんマーカーやボールペンでのメモをイメージしています。
写真は「架空鉄道の歩き方」がみかわクスノキ鉄道さん、「#架空鉄道で旅行しよう」が奥武鉄道さんによる提供です。改めてですが、感謝の意を申し上げます。
タイトルの英訳についてですが、「架空鉄道の歩き方」については意訳をしています。
後書き
近年の同人誌では見ることが少なくなった、後書きのページを作成してみました。
今もそうですが、私は「週刊少年ジャンプ」などの雑誌を読むことがあります。
その際に、後書きに「どうでもいいようで、どうでもよくない情報」が書かれていると、作家さんの人間性が観られて、さらに作者、作家さんのことが好きになっていく経験を味わったことが何度もあります。
後書きに関しては、字数の範囲内で短く書くことを苦手としている方もいましたが、寄り添うようにして執筆作業に関わることで、良いものが出来たのではないかと思います。
自社の旅行記
本サイトに掲載している瑞急文学『深夜急行の夜』の完結後に、作者の晴凪が担当編集と神戸へ旅行をする、という設定で執筆させていただきました。
晴凪という人物の性別は公にはしていませんが、その分多様な読み方が出来る内容となっているはずです。
神戸は私にとっても馴染みが深く、神戸の街を巡るためだけに三宮へ1泊2日の旅をしたこともあります。
結構神戸の範囲って、広いんですよ。
満喫しようと思うと、一度に満喫できないくらいに。
架空のサッカーチーム「チリエージョ尼崎」も登場していますので、スポーツ観戦が好きな方は是非とも読んでみてくださいね。
瑞急文学『深夜急行の夜』も無事に完結し、今回の旅行誌企画もデータ公開を終えたことから、ある意味で私は大きな節目を迎え、ひと段落となりました。
どちらも、次回作に関する構想は練られていませんが、年内には形にしたいですね。
暫くの間は、「瑞原急行鉄道」の学研空港構想をはじめ、別の架空鉄道(史実の湖西線を舞台としたもの)の計画を進めていければと思います。
今後とも、瑞原急行鉄道を宜しくお願いいたします。