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#012【考察】n年後の瑞急を予想する

 こんばんは、晴凪です。

 2021年は早くも11月下旬、今年ももう終わりですね。

 

 コロナ渦の影響を受け、実在鉄道界でも大きなニュースが相次ぎましたよね。

 瑞急も同様で、当初の設定よりも本数を減らしたり、終電を早くしたりするなど、細かい変更点が生じていたりします。

 

 このブログでは、現実世界の新線・新駅計画をもとに、あえて「n年後の瑞急」を予想してみようかと思います。先が読めない時世が続きますが、色々と希望や個人的な願望も込めて取り上げてみます。

 

 瑞急の路線網は、此方のページからも観ることができます。是非、そちらと照らし合わせながらご覧くださいませ。(→空想鉄道・瑞原急行鉄道ページ)

新線・新駅構想、沿線開発計画


瑞急梅田駅周辺

・2023年春:JR大阪駅の北西側の「うめきた」地区に、JR大阪駅の新ホームが完成予定。JR大阪駅との改札内連絡通路の供用開始、大阪駅新改札口の暫定供用開始(24年夏完成)。

 →従来停車しなかった「はるか」や「くろしお」などが大阪駅に停車。瑞急梅田駅は、この新ホームにJR線を挟む形で接続することになるため、乗換の利便を図るものと思われる。現在のホーム(4面3線×2層)からホームが(地下2階のみ)1面1線増える見込みで、全車両有料の特急の導入・専用ホーム設置の可能性もありうる。この時点では、JR大阪駅の新ホームに停車する列車は「おおさか東線」と、前述の特急などと思われる。

 

・2024年夏:うめきた2期地区先行まちびらき、大阪駅新改札口供用開始。

 →前年時点で瑞急が、JR新ホーム設置に伴う工事を終えているため、瑞急側に大きな変化はなさそう。

 

・2031年春:なにわ筋線が開業予定。

 →JRと南海(と阪急)が乗り入れるなにわ筋線は、まさに関西の鉄道界のビッグイベント。南海にとっては念願となるキタへの乗り入れが成し遂げられ、阪急の連絡線と併せて関西空港へのアクセスが大きく変貌することとなる。JR・南海の想定本数などは既に発表されており、瑞急側も企画切符などの協力を行うものとみられる。瑞急梅田駅は、うめきた新駅から最も位置が近い私鉄駅であるため、神戸方面へのアクセス強化を図る必要もある。

大阪・関西万博

・2025年:夢洲で「大阪・関西万博」が開催される。

 →久しぶりに大阪開催となる万博。実在鉄道の新線計画も多くあるが、地下鉄中央線の延伸以外は万博開催時には間に合わなさそうである。JRは桜島駅からの延伸ではなく、シャトルバスが運行される桜島駅の拠点強化や新大阪駅~桜島駅の直通便の運行などを計画している。同時期に日本初のカジノ付き統合型リゾート(IR)の開業が想定されることもあり、瑞急からのアクセス強化も図らなければならない。ただ、瑞急がアクセス路線を新設するのは現実的でなく、実際には梅田でのJR接続を図ることになるのであろう。正直、コロナの影響が何年続くかはわからないが。

 個人的に興味深いのは、新大阪駅から「淀川左岸線(※現在建設中)」を経由して夢洲まで運行される予定のシャトルバス。実際には2027年に開業される「淀川左岸線」の当該区間であるが、2025年に先行開業してシャトルバスが走ることになる。瑞急沿線の駅からバスを運行するならば鷺洲駅が最寄となりそうで、運行の検討を続けていく必要がある。

新大阪駅周辺

将来:なにわ筋線が乗り入れ予定、阪急新大阪連絡線(2025年度内までに完成?)・北陸新幹線・リニア中央新幹線の乗り入れ構想がある。

 →現在の瑞急で新幹線の駅と直接乗換ができるのは「姫路駅」のみだが、新大阪駅の拠点性は近いうちに増すことは間違いなく、アクセス強化を図る必要がある。しかし、なにわ筋線・阪急新大阪連絡線とは瑞急梅田駅で乗換可能、新大阪駅自体へは瑞急梅田駅からJR線・地下鉄御堂筋線への乗換で十分であり、梅田方面からの新線構想は皆無となっている。

 瑞急では、新大阪駅~南方駅付近~淀川通~瑞急佃駅への新路線構想があるといわれているが、あまり具体化に至っていない。

瑞急上甲子園駅周辺

・将来:阪急の武庫川新駅が開業予定。

 →阪急神戸本線の武庫之荘~西宮北口間に開業予定の新駅で、近年その新駅構想が具体化している。瑞急上甲子園駅の需要を多少減らす可能性があるが、瑞急が「急行」停車駅に格上げする可能性もある。最も大きいのは、他線も含めた近隣駅の不法駐輪が減少する可能性があることであろう。個人的には、武庫川新駅には普通のみが停車すると予想。それよりも(阪急の)現在のダイヤパターンが変わる可能性がありそう。

瑞急津門駅周辺

・2025年度中:工場跡地(西側部分)に新たな県立病院が建設される見込み。

 →瑞急津門駅の北側にはかつて、大きな敷地を誇るビール工場が存在していた。現在の現実世界では、その跡地のうち東側がホームセンターとして開発されたが、未開発となっている土地も少なくはない。瑞急が架空の沿線開発を行う可能性もあるが、病院が完成した際に駅名変更も想定される。

明石市周辺

・将来:明石~西明石間と大久保~魚住間に新駅が開業する構想。 

 →明石~西明石間に想定される新駅は、瑞急硯町付近に建設される可能性がある。実在する大学の最寄駅になり、バス利用が新駅への徒歩利用に移ると思われる。大久保~魚住間に想定される新駅は、リニア中央新幹線の大阪延伸で山陽新幹線の需要増加を見越した新幹線車両基地と共に新設される可能性がある。開業時期は2030~40年代と推測されるが、現時点ではあまり具体化していない様子である。

 瑞急はすぐに新駅が建設される可能性は低いとみているが、硯町駅(※JR新駅に近く、市街地に位置する)・八木駅(※需要が増加しているJR大久保駅と競合)を重点強化駅の一つとしており、開発を行う方針である。

姫路市周辺

・2026年春:姫路~手柄山間に新駅が開業予定。

 →姫路~手柄山間に開業予定の新駅は、手柄山公園付近に新設される見込みである。瑞急とはやや離れた位置に新設されるため、瑞急側への影響は極めて少ないと思われる。

運行ダイヤなど


①全車両有料特急の運行開始

 →通勤需要は現在の「瑞急ライナー」で十分足りていると思われるため、2023年春をメドに観光特急の運行開始を想定している。系統は梅田~姫路間で、主に土休日の運行(毎時1本?)を計画している。観光需要の多い大阪・神戸・姫路をダイレクトに結ぶ。また、冬場を除き観光需要のある御津へは、飾磨駅で瑞急赤穂線に接続するものと思われる。

 

②西神線への「特急」乗り入れ

 →特急の乗り入れは車両や設備面のスペックから現実的ではないが、西神線の「急行」を毎時2本程度梅田方面へ直通させる可能性は存在している。同様の運行系統はコロナ渦以前に設定されていたが、2020年夏以降はそのまま減便されている。西神線~三宮への需要は大きく、また他社バスと競合しているため、需要が戻り次第運行の再開は有りうる。

 

③終電の繰り下げ・運行本数の増便

 →コロナ渦で終電を繰り上げたが、それを元に戻すことは現在、計画していない。あくまでも需要が戻ってからと思われる。また、一部区間をコロナ渦で減便しているが、こちらも需要が戻る見込みがなければ元の本数には戻すことができない。

 

④新駅開業・新路線構想

 →瑞急の新駅開業は計画がない。前述した新大阪駅乗り入れ計画もあるが、あまり具体的ではない。

 

⑤停車駅の変更

 →(武庫川新駅開業時に)上甲子園に急行系を追加停車、需要の多い尼崎市駅にさらに優等が追加停車する可能性、西神南駅に急行を停める、などは有りうるかも。

 

 

 以上のことから、今後瑞急が大きなダイヤ改正を確実に行うのは2023年春ごろになると思われる。できるだけ早くコロナ渦を終え、現実の新線・新駅開業や大阪・関西万博の開催を待ちたいと思う。

 

(了)